四大陸観戦感想4〜女子FS

かおちゃんの勢いが止まらない!!

女子は大和撫子たちが表彰台独占。日の丸3本。なんてめでたい。そして真ん中に立ったのがなんと今年シニアデビューの坂本。女子はうれしくもびっくりな結末だった。

アメリカのベルや韓国のダビンが素敵な演技をして上位につけても、SPの時点でもう今回の表彰台候補は日本勢にしぼられていた。3人僅差で他を引き離していたから。ロシアがいない。アメリカカナダは第2グループ。はじめからこうなることはわかっていた。でも3人が3人とも1人も落ちることなく力発揮するとは、日本の女の子たちはほんとに心が強い。

先陣をきったのが坂本。ノーミスで滑りきった。坂本のジャンプには長い構えがない。すっとはいってスパッと跳ぶ。ジュニアの頃からジャンプのでかさには驚いていたけど、さらに切れ味が増している気がする。ジャンプの質高さ、幅、着氷のなめらかさ等では今女子では世界一かもしれない。ロシアのエテリ組は入りや出の複雑な工夫や手を上げることでGOEを稼ぎまくっているけど、ジャンプそのものがものすごくきれいなわけではないと思う。坂本のジャンプはひっかかるものがなくて気持ちいい。あとはルッツのエッジだけか。最近それもがんばってるね。

まだシニアの経験が浅いせいか、身のこなしはまだ未熟。宮原と比べると腕の使い方が違う。あの洗練された柔らかな美しさには及ばない。ちょっとカクカクしたところやブンブンしたところがあると思っていたけど、それをアメリの不思議振り付けがカバーしてるような気がしてきた。マイムというより呪文のような細かい動き。それを見てると直線的な腕使いが気にならなくなってる。リショー、まるっとお見通しか?

142。本人210を越えたいと言っていたけど、軽越えてきた。やばい。滑るたびによくなる。どこまで伸びるの?

三原もパーフェクトで続く。くるくるじゃないけどかわいいガッツポーズきた。中野先生忙しいけどうれしい悲鳴。三原の滑りのなめらかさはどうなっているんだろう。スケーティングもジャンプも着氷してからの流れもスウーと糸を引くように水のように流れていく。特にこのFSは曲に振り付けに三原の滑りがぴったりあってるんだろうな。天使の滑りです。ああ、気持ちがいい。

宮原はちょっと足を痛めていたらしい。足の皮膚に炎症て、靴にすれたのかな。骨や関節に関わる怪我じゃなくてほっとしたけど、魚の目も靴擦れも痛いのは大変。それ言い訳には絶対しないだろうけど、久の転倒。

でもジャンプ以外の要素では誰よりも美しい。スピンきれい、スパイラルきれい、考えたら姿勢の美しさにつながるものだ。彼女の背中の美しさにはいつも見ほれていたもの。日の鍛錬の賜物ということか。

あと思ったのは、宮原は体が小さいのに比べて腕が長いんじゃないだろうか?単純に比べたら本郷のが長いだろうけど、身長比でだからあんなに柔らかいアームの動きができるんじゃ?体にまきつくようにしなやかに表現してるよね。小さい体でも訴えかける大きな動きが出来るのにはちゃんと理屈がある。成人式したばかりだけどベテランの風格があるのは15のときからシニアにあがってもまれてきたからだと思う。

勝負が終わると仲良し。表彰台でハグして手つかんでブンブン振り回してた親友同士がかわいい。周回のときも1枚の日の丸3人で持って並んで滑ってるのが微笑ましくて、おばさんは頬がたるんでくるよ。この3人で四大陸3連覇になるのか、日本女子すごいな。坂本チャンピオンシップ勝ったら一気にランク上がらない?オリンピックの滑走順が後ろにいきそう。

オリンピックに弾みをつけるにはこれ以上ない結果。ここがピークじゃない、ここで勝っても本番はまだ先。でもこれでも2人とも足痛めてたんだよ。痛いところがあってこの演技と点数。宮原は痛みがなくて練習に支障なく集中できればもっとよくなる。坂本の魚の目もとれれば痛みもなくなるし。そしたらまだあがるのか?

坂本がシーズン中盤から覚醒してオリンピックに向けて垂直上昇していく様子はソチシーズンの羽生を彷彿とさせる。もしかしたらロシア勢に対抗しうるのは絶好調の坂本なのか?ちょっとドキドキしてきた。