ひとりごと299号

第299号週刊患者のひとりごと2013年7月20日

発行佐木公一042-302-9444アドレスhamu-sjcomhomenejp修士論文アドレス

福島県はいま

放射線という見えない銃弾が飛び交う町

今村栄治さんいわき市の友人からの伝言

私は311以降、被災者避難者支援活動にかかわってきた。2月後のことも予想できない流動的な情勢であるが、原発事故後の福島県の深層でいま何が起きているのか、以下報告する。

帰還に走り始めた行政

福島県における復興の掛け声は、岩手宮城とは違った意味合いで用いられる。さあ復興へ!の前には原発事故は収束したが暗黙の了解として見え隠れする。また風評被害の払拭という言葉の裏側には、大したこともなかった放射能問題に神経質になり過ぎているという意味が張り付いている。

昨年秋に、福島県が組織した行政一般公募の県民研究者によるチェルノブイリ視察団が派遣された。そこで見た原発事故で100の村が消えたという事実は、彼らに衝撃を与えた。避難が長期化すると、自分たちの町や村もこうなってしまう!という恐怖の刷り込みがあったのだろう。帰国後、早期帰還の動きが始まっていった。

双葉郡の8町村のうち、南部の川内村広野町が避難指示解除準備区域を解除され、町村民の帰還が法律上可能になった。今年9月には、これに南株n市小高区も加わった。小高区は、福島第一原発から10数キロの距離であり、海岸線からは福島第一原発の煙突が見える。そんなところにも立ち入って大丈夫宣言がなされたのである。

現在は、双葉郡8町村の内、福島第一原発に近い浪江双葉大熊富岡町は5年間は帰れない町とされ、それ以外の楢葉町広野町川内葛尾村は早期帰還可能な町と4対4に2分されつつある。双葉郡はひとつの掛け声の陰では、このような亀裂が発生している。

早期帰還に走り始めた4町村で何が起きているのか。まっさきに早期帰還をぶち上げた広野町は、今年4月に役場機能をいわき市から広野町にもどした。そして9月には町立小中学校を現地で再開したのである。広野町当局は、年内に全町民の帰還を呼びかけたが、町民約5500名の内、帰還に応じたのは10に過ぎない。

あとがき611福島応援onsong駅頭宣伝には52人学生16人含む参加で大盛況、募金することで協力したが募金を集める側になれたことに感激若者たちの息吹に触れて私も感激。しかし29万人の避難民がいて賠償も未解決どころか金額に差を付けて住民間の対立を煽る東京電力と政府。その原発を売り歩く安部首相狂っている。